トップページ 国へ提言 粕屋町へ提言 お問い合わせ プロフィール

一般質問《2021年》



議会の会議は、定例会と臨時会の2つあります。

定例会は、3月・6月・9月・12月の年4回の会議です。
臨時会は、必要な時に開かれる会議です。
このページは、定例会における、福永が粕屋町に対し質問した内容です

【3月議会】
粕屋町役場内でハラスメントを受けた女性職員が休職に追いやられたことについて

動画配信

【6月議会】
@ 消防団員、個人への報酬の支払い方法について
A 消防団の組織の在り方のについて
A 建設工事における指名競争入札について
B 区費・組合費について

動画配信

【9月議会】
@ 飼い主のいない猫に対する町の対応について
A 中学校の校則の見直しについて
B 中学校の制服の選択制について
C 小中学校のトイレの設置の在り方について

動画配信

【12月議会】
@ 自治体が運営するバス事業について
A 可燃ごみ回収業者への随意契約について

動画配信

3月議会



【質問内容】
粕屋町役場内でハラスメントを受けた女性職員が休職に追いやられたことについて


【この問題で議会質問を試みた実績】
今回で4回目の一般質問である。
過去の議会質問は、
2020年3月議会
2020年9月議会
2020年12月議会
の3回です

【ハラスメントの経緯】
女性職員が粕屋町役場に入社し、最初に配属された課でハラスメントを受ける。
2年間、ハラスメントを受け続け、1回目の休職に。
当時の課の上司2名(課長と係長)が自宅を訪問し、女性と女性のお母さまに謝罪。
その後、女性職員は、職場復帰し、ハラスメントの加害者とは別の課へ移動。
職場復帰するも、加害者からのハラスメントは継続。
女性は、何度となく、上司に対し改善を求めるも、加害者からのハラスメントは継続。
その後、2回目の休職となる。
そううつ状態、PTSDとの診断を受ける。
休職してから、3年間が過ぎ、現在は、粕屋町役場の条例の規定による、分限処分の対象になっている

【粕屋町役場の対応】
役場内に、コンプライアンス委員会を設置し、その委員会でハラスメントの実態を調査開始。
ハラスメント委員会は、7名で構成(1名は外部の弁護士)。
構成委員は、
・副町長(委員長)
・教育長
・総務部長
・総務課長
・職員組合から2名(男女1名ずつ)
・外部の弁護士
である。

その委員会は、「ハラスメントは認められない」と結論付けた

【委員会の結論に対し、情報開示請求を行う】
コンプライアンス委員会は、一人の委員を除き、役場の幹部等で構成されており、実質、役場内部の調査機関と認識できる。
調査機関として、客観性を担保するため、第三者による調査機関が必要ではないか? とこれまで3回の一般質問で提案している。
しかし、役場の対応は、外部調査機関の設置は必要ない、コンプライアンス委員会の結論が全てだ、との立場をとる。

福永の調査では、委員会がハラスメントを知る全ての関係者に対する聞き取り調査をしていないことが判明している(粕屋町役場に対し、聞き取りした利害関係者の議事録等を情報開示請求したが、個人情報との理由により、議事録を作成している存在そのものを明らかにせず、存否応答拒否となる)。

また、調査が不備であるにも限らず、どのような判断で委員会が「ハラスメントは認められない」と結論付けたのか、その結論に至る委員会の審議内容の情報開示請求をしたが非開示となる。

【今回の一般質問で委員会の結論に疑義が生じる】
委員会の結論を出した後に、委員会の委員の一人と女性職員の電話録音記録の存在が明るみになる。
その録音記録には、委員がハラスメントの加害者に聞き取りをした所、その加害者がハラスメントをしたことは認めた、と発言している。
加害者がハラスメントを認めているのに、何故、委員会の結論は「ハラスメントは認められない」となったのだろうか。
この点を一般質問で問いただすも、役場の答弁は、答えられない、の一点張りである

6月議会



【質問内容 @】
消防団員、個人への報酬の支払い方法について


《質疑の詳細》
消防団員個人への報酬の支払いの件については、2019年9月議会で質問している。
その時の執行部の答弁は、各分団長の口座に一括して支給しており、団員個人への支給は、考えていない、とのことであった。

2021年4月13日付、消防庁長官より、報酬を団員個人へ支払うことに関する通達が出された。
町は、改善することを前提に、消防団と協議を行う意向である



【質問内容 A】
消防団の団員の組織の在り方について


《質疑の詳細》
粕屋町だけではなく、全国の多くの地方自治体で消防団員の確保が困難な状況だ。
長い歴史がある組織であり、旧態依然のやり方を変えるのは、相当の労力がいる。

当事者である団員自身が改革案を内部で提案することは、困難だろう。
匿名性のあるアンケート調査を団員に実施し、その結果を基に組織の在り方を検討する様に町へ助言した。

ニーズ調査は、まず、当事者に聞く、が第一条件だろう


【質問内容 B】
建設工事における指名競争入札について


《質疑の詳細》
粕屋町は、建設工事における、予定価格を事前公表、最低制限価格を事後公表、している。

町は、清掃工場解体工事における指名競争入札について、8社を指名したが、入札前に3社が応札を辞退。
その辞退した会社が、落札会社の下請けに入った。

5社の入札価格は、同一価格であり、町が設定した最低制限価格であった。

透明性の観点から、指名した会社の辞退に至った理由を町が積極的に発信すること、及び、予定価格の事前公表の弊害を指摘し事後公表に改めるべきだ、と提案をする。

町としては、現在のやり方を維持する方針のようだ


【質問内容 C】
区費・組合費について


《質疑の詳細》
2020年3月から、新型コロナウイルスの影響で、町内会の行事が中止に追いやられている。
現在も同じような状況下である。

粕屋町は、町内会の運営に介入しない、との立場であるが、町内会へは、街路灯の設置の補助金等、様々な事業に対する補助がある。

行事が出来なくなり、町内会の運営費も翌年度に繰り越しているのが現状だ(繰越金が発生)。

繰越金があるのに町が補助をするのは、説得力に欠ける(民間ではあり得ない)。
繰越金を町民へ還元するような基準作りを儲けるべき、と提案する。

繰越金の取り扱いに関し、各町内会で検討することは、困難を要するだろう。
町が指針を出すように提案をする。

ある自治体の町内会では、商品券で還元したり、有料ごみ袋等の物品で還元したり、色々な方法がある。

町としては、町民よりそのような要望が上がっていない、とのことであった

9月議会



【質問内容 @】
飼い主のいない猫に対する町の対応について


《質疑の詳細》
自宅敷地内へ侵入し、糞尿や鳴き声、等の被害に悩む住民がいる。
現在は、動物愛護の観点から、猫は、法律により保護されており、行政が捕獲したり、処分できない。

そんな中、全国の殆どの自治体が猫の増殖を抑えるために、不妊去勢手術に力を入れている。
それらの活動は、地域猫活動と言われ、何の報酬もないボランティアだ。

メスの不妊手術費用は、約2.5〜3.5万円/匹。
オスの去勢手術費用は、約1.0〜2.0万円/匹。

粕屋町においては、手術費用の補助をしている。
その費用の多くは駕与丁公園に生息する猫、そこで地域猫活動しておられるボランティアによるもの。

問題は、駕与丁公園外で生息する飼い主のいない猫対策だろう



【質問内容 A】
中学校の校則の見直しについて


《質疑の詳細》
主権者教育(生徒が自ら考え、行動する)の観点から、校則に焦点を当てる。
学校関係者(教委・教職員・生徒とその保護者)しか知らない校則を一般公開すべき、と提案。

私が教育行政のトップならば、生徒主導で、現在の校則を見直すように指示を出すだろう、と提案をする



【質問内容 B】
中学校の制服の選択制について


《質疑の詳細》
主権者教育(生徒が自ら考え、行動する)の観点から、制服に焦点を当てる。
町内2校中1校が近年制服を見直した。
その際、性的少数者の意見が取り入れられたのか質問する。

LGBT研究所が民間企業と行ったアンケートでは、性別違和を感じたと答えた割合で最も高かったのは、小学校高学年から中学校にかけて、と言う結果が出ている。

その調査結果を参考に、制服の見直しをするべきだ、と提案する



【質問内容 C】
小中学校のトイレの設置について


《質疑の詳細》
LGBT研究所が民間企業と行ったアンケートでは、性別違和を感じたと答えた割合で最も高かったのは、小学校高学年から中学校にかけて、と言う結果が出ている。

その調査結果を参考に、トイレの設置の在り方を見直すべきだ、と提案する

12月議会



【質問内容 @】
自治体が運営するバス事業について


《質疑の詳細》
全国の地方自治体が人口規模の対象に関わらず、バス事業を展開している。
人口5万人未満の粕屋町は、運営を粕屋町社会福祉協議会に委託し、無料のバス事業を展開。

粕屋町は、約14㎢。
平坦。
町の中心部のJR長者原駅から、どの方向にも約2qで他自治体の境界となる。
町内には、JR駅が6つ、町の主要動線の県道607号線には、福岡市内(博多・天神)から民間バスが運行。

このような地形的好条件の中、以下、提案する。
・ 既存コースの見直し
  (コース毎の時間短縮)
・ 停留所の見直し
  (民間バス等と競合する停留所は撤廃)
・ 有料化への展開



【質問内容 A】
可燃ごみ回収業者への随意契約について


《質疑の詳細》
町から、以前、50年以上も随意契約が続いていることについて、公平性・透明性は図られている、との答弁があり、どのような理由で公平性・透明性が図られているのか再質疑を行った。